今から100年前の1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災により東京市、横浜市をはじめとする関東地方は壊滅的な打撃を受けた。
都市としての機能を喪失したが、その中にあって郵便局窓口は早期に再開し、避難所の配達、各地からの車両型郵便局、郵便自転車の調達など、郵便業務も早急に善後策を立て被災者へのライフラインを構築した。
震災に対する郵便事業の迅速な対応は、過去日本が幾度となく遭遇した災害に関する経験と知識の蓄積によるところが大きい。
本施策は、関東大震災から東日本大震災までの災害時の郵政(逓信)事業の対応策について、郵政博物館の資料調査の成果を展示するものである。
会期等
会 期 : 2023年8月19日(土)~2024年3月24日(日)
会 場 : 常設展示場内「手紙」ノ世界 コーナー ※郵便バイク展示すぐ奥
主な展示物
(1)1923(大正12)年関東大震災当時における『逓信応急措置』に関する資料
(2)震災切手(複製)・震災はがき(実逓便)
(3)被災地への郵便配達の様子(写真)1923(大正12)年