平成三十年度 新収蔵資料展 Recent Donations 2018

概要

【会期】平成30年6月16日(土)-7月1日(日)
       ※この期間、休館日はありません。
【開館時間】10:00-17:30(入館は17:00まで)
【会場】郵政博物館 常設展示場

新収蔵資料展とは

昭和49(1974)年、当館の前身である逓信総合博物館は、6月21日を「資料の日」と定めました。これは、さかのぼること明治35(1902)年の同日、母体となった郵便博物館で、初めて資料の一般公開が行われたことを記念しています。当館では、この日を含む期間に新収蔵資料展を開催し、前年度の寄贈資料を一般に公開してきました。

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第1回「資料の日特別展示」(現在の「新収蔵資料展」、昭和49年6月11日-30日)の屋外看板と展示状況

この時期に館長を務めていた二宮健は、「当時は職員の皆さんが、『資料活動』への関心を高められ、『資料の日』の制定とか […] にいろいろと創意をこらされた」とのちに回想しています。私たちは同展を通じて寄贈者の方々に謝意を表し、毎年気持ちを新たに、博物館活動の基盤となる資料の価値と、それを守り伝える使命を再確認しています。

本年度の小企画 ―逓信・郵政のデザインを愛でる―

昨年度は、45の団体・個人の方々から貴重な資料をご寄贈いただきました。本展では、これらの資料のもつデザインに着目して展示します。逓信・郵政事業の手がけた建築、切手やはがき、事務用品まで。つつましくも美しいデザインの魅力を感じていただけましたら幸いです。

美しく謎に満ちた「郵政書体」?の室名札

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《東海郵政局 室名札》より「郵務部倉庫」制作年不詳、木、9.9×30.1cm/「人事部管理課」制作年不詳、プラスチック、9.7×32.0cm

効果的な宣伝のあり方を説く、逓信省編纂の指南書

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逓信省総務局編『逓信周知テキスト 宣傳のABC』文晃書院、昭和21年

大胆な構図にセンスの光る絵はがき・畳紙

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《社団法人日本放送協会 郵便はがき 総力戦にラジオ》より畳紙、絵はがき「健康翼賛に一億を動員するラジオ体操の会」「産業戦士を激励する東條首相」昭和16-19年、オフセット印刷、絵はがき各9.1x14.2cm

機能的で温かみあふれる木製の事務用引き出し

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《多度津郵便局 窓口用切手類保管箱(小)》制作年不詳、木・セルロイド(?)、54.0×30.0×18.7cm