掛箱の移り変わり「掛箱形のポスト」
郵政事業の変遷
郵便ポストは大きく分けて、「柱箱形」のものと「掛箱形」のものがあります。 柱や板にかける掛箱形のポストは、明治4(1871)年からの郵便取扱所開設にともない、設置されることになりました。柱箱形のポストが正式に鉄製赤色に制定された明治41(1908)年に、掛箱も木製から鉄製赤色にかわりました。そして、昭和12(1937)年頃から戦時体制下に入ると、柱箱形のポストと同様に、木製などの代用品が使用されました。また、昭和25(1950)年から、それまでの各郵便局ごとの異なる仕様を全国的に統一することになりました。
白木製掛箱(しらきせいかけばこ)
明治5(1872)年、高さ約30cm、幅約31.5cm、奥行約19.4cm、裏面高さ約40cm
草色ペンキ塗掛箱(模造)
明治9(1876)年〜 、高さ約47.8cm、幅約32cm、奥行約20cm、裏面高さ約56.2cm
春慶塗掛箱(しゅんけいぬりかけばこ)
明治21(1888)年〜 、高さ約46.5cm、幅約32cm、奥行約21.3cm、裏面高さ約54.5cm
赤色鉄製掛箱
明治41(1908)年〜、高さ約50cm、幅約37.4cm、奥行約24cm、裏面高さ約58cm
航空郵便専用掛箱
昭和4(1929)年〜、高さ約53.5cm、幅約38cm、奥行約23cm、裏面高さ約77.5cm
昭和6(1931)制定の掛箱
昭和6(1931)年〜、高さ約48cm、幅約27.5cm、奥行約24cm、裏面高さ約61.5cm
代用品掛箱
高さ約46.5cm、幅約31.5cm、奥行約22cm、裏面高さ約63cm
郵便差出箱2号
昭和26(1951)年〜、高さ約45cm、幅約30cm、奥行約25cm、裏面高さ約60cm