博物館ノート

夏季資料公開 戦地からの暑中見舞い

収蔵品

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昭和8(1933)年7月27日 (中国)四平街第2分室の消印(軍事郵便)

暑中見舞いは、1年で最も暑い時期に相手の健康を気遣うものですが、その期間の起点については、夏の土用(立秋前の約18日間)とするものや、小暑(7月7日頃)から立秋前日の約1ヶ月とするもの、最近では梅雨明け以降も条件に加わることもあります。明治4(1871)年に郵便が創業、同6年に日本最初の郵便はがきが発行されるようになると、季節のあいさつに手紙やはがきが用いられるようになりました。

私用通信の取り扱いも含めた軍事郵便制度は、日清戦争を契機として確立しました。