小判切手
収蔵品
1876(明治9)年5月17日に、新しい普通切手(5厘・1銭・2銭・4銭・5銭)が発行されました。
この切手は、日本で、初めて現代の技術に近い凸版印刷方法で製造されたもので、図案中央に小判形の輪郭があるため、小判切手(図1)と呼ばれました。
また、この切手から、初めてシートの下部に切手の製造を示す「銘版」が入りました。
当館所蔵の小判切手の原版(図2)は、手刷りから凸版印刷方式への変換を象徴する貴重な資料の一つです。
図1 小判切手五厘
図2 小判切手五厘の原版
(キヨッソーネ彫刻)